sunnydaytailor’s blog

大阪のカジュアルテーラーSunny day tailor(サニーデイテイラー)のオフィシャルブログです!

消え行く職人さんの技術をロボットで。。。

オーダーシャツ職人ツクロウです!

 

 

ちょっとテンション上がった家庭用ロボットアーム本日発売という記事。

 

 

”サンコーは、簡単に制御できるロボットアーム『Dobot Arm Entry model』を発売しました。プログラミングなどの専門的な知識が不要で、誰でも簡単に使えるのが特徴。価格は9万8000円(税込)です。”  

http://japanese.engadget.com/2016/12/12/robotarm/

 

可動域も小さいしまだ出来る事は限られてますけど、どんどん進化していきますよね。

 

 

 

ロボットネタで一番興味があるこちら

以前も書いたと思いますけど、プロのシェフの動きを再現して作る料理ロボット

 

 

この動画には価格が出てこないけど確か1000万くらいだったと思います。

 

高い?安い?

 

家庭用には高いかもしれないけど、飲食店で導入すると考えればめっちゃ安いですよね。

 

シェフの人件費を考えたら1000万は2~3年で回収できますよ。

労働時間も人間と違い倍の時間稼働するとしたらその半分の1年~1年半。

 

経営者なら間違いなく人間よりロボットをとります。

 

縫製業も例外ではないですよ。

 

見方によっては人間の仕事が取られると悲観的にも見えるかもしれないですね。

 

 

 

でも僕はロボットが製造業に入る事をかなりポジティブに考えています。

 

上のロボット技術を応用してやりたいアイデアがあってクラウドファンディングや他の方法で資金も集められると思うんだけど、僕は他にもやりたい事があって時間が無いので共感してくれたら全てパクってもらってもいいと思ってる。(上手くいくかどうかは自己責任ですよ。笑)

 

そしてこれは今やらないと出来なくなってしまう事。

自社工場でも使えるし、コンテンツとして全世界に販売も出来る事。

 

 

簡単に言うと、現存の職人さんのスキルをウェアラブルカメラで動画撮影してデータを保存する。

今は技術的に出来なくてもロボットがそのスキルを再現できる様になる。

 

ロボットが開発されるまでの運営資金は?

撮影した動画を編集してプロの縫製スキルを学びたいセミプロ・プロへDVD、ネット配信でコンテンツとして販売する。外国語版も作製すればそのコンテンツ事業だけでもマーケットは世界に広がる。

将来的にロボットオペレーションのデータが出来たら縫製工場へデータの販売も出来る。

 

なぜこれがやりたいのか?

本当に縫製職人さん(縫製業に限らない)が高齢になり、若い世代の後継者が入らず(入っても経済的理由で続かない)せっかく培ってきた技術やノウハウが無くなってしまっている。

実際に状況を間近で見聞きできる大阪のスーツ製造業の方の話だと、あと5年持たないと言われている。

 

 

僕自身も縫製の技術は自分ができる範囲で教えてもらって覚えているけど、そのやり方では時間が掛かり過ぎてほんの一部しか後世に残せないなと虚無感を感じていて、そこからどうしたら技術を残せるか考えた事。

 

まだまだアイディアとして荒削りだけど可能性はあるかなと。

 

 

あっ、思わず熱くなってしまいました!

それくらい先送り出来ない課題なんですよね。